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中小企業のコスト削減は、「大きいところからメスを入れる」が鉄則!


コスト削減ってどこから始めたらいいの1

コスト削減は、経営者にとって頭の痛い問題です。何から手を付け、何を残すべきなのか――。判断を誤ると、社員のモチベーションを下げるだけでなく、会社を弱体化させることにもなりかねません。ここでは中小企業のコストカットについて考えていきます。

まずは経営者自らが、率先垂範すべし!

コスト削減をしたいけれど、何から手を付けていいか分からない――。経営者からこうした相談を受けることも少なくありません。そんな時、決まって私はこのように伝えます。
「では、まずは社長の給料から下げてください」

経営者は、一介のサラリーマンとは違います。
頑張りがダイレクトに収入に反映される分、業績が悪ければ自らの給料を下げるのが当然です。
しかし、実際は、ためらう方が多数派です。なかには、「生活があるので…」と、かたくなに首を縦に振らない人も。生活のレベルを下げたくないという気持ちもわからないではないですが、こうした経営者がその後、会社を見事に立て直したという話は、ほとんど聞きません。

大企業のコスト削減と同じやり方は通用しない

中小企業のコスト削減は、大きく3つに集約されます。
まずは、冒頭で挙げた「社長の給料」。そして「オフィスの賃料」「人件費」が挙げられます。

本来、社長の給料は年1回しか変えられませんが、業績や財務状況の悪化などいくつかの条件下では変更が認められています。

よく“社長の給料はどのくらいに設定するのが妥当なのか?”というご質問を受けることがありますが、「儲けが出ているのなら、極力高めに設定する」が、私の考えです。
その上で、会社のピンチに備え、給料からお金を蓄えておく。とはいえ、あまりに給料を高く設定しすぎると、所得税の税率が上がりますから、そのあたりの兼ね合いを見極める必要はありますが、経営者は「自分の給料は自分だけのものではない」という自覚と覚悟を持つことが大切だと思っています。

メスを入れるなら一番大きなところから

コスト削減というと、多くの場合、身の回りの細かな節約に目が向きがちです。蛍光灯をLEDに変えて電気代を節約したり、通信費を見直したり。
しかし、それが通用するのは大企業だけ。従業員の少ない中小企業では、重箱の隅をつつくような節約をしたところで、あまり効果が見込めないのが実情です。

メスを入れるなら、先に挙げた“3大コスト”のように、大きなところから。これが、中小企業のコスト削減のキモです。
小さな節約をチマチマ続けて会社の雰囲気を暗くするよりも、最大の効果が見込める経費を削り、毎月の損益がゼロになるところまで落としておく。そうすることで、次の手を打つ態勢も整いやすくなります。

コスト削減をする際は、着手する順番も大事

コスト削減ってどこから始めたらいいの2

また、コスト削減をする際の順序も重要なポイントです。資金繰りが苦しいからといって、真っ先に従業員の給料を下げたり、リストラに着手したりすると、モチベーションを下げてしまいます。

中小企業で人を切るということは、目に見えやすい分、従業員に与えるインパクトも想像以上に大きいことを忘れてはいけません。

それでもリストラをしなくてはいけない状況なら、短期間で一気に済ませること。少しずつ人数を減らしたり、リストラを宣告してからあまり引き延ばしたりしていると、対象者が社内をかき乱し、トラブルを巻き起こす恐れもあるからです。

場合によっては、仕入れなども見直す必要があるでしょう。ただし、ビジネスのクオリティを下げるようなコスト削減はすべきではありません。自社の強みに直結するようなところは削らず、残す。信用を失っては本末転倒です。

どこから手を付け、何を残すのか――。会社の未来のために、その場しのぎではないコスト削減に取り組むことが大切です。


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