「お金持ちになれる社長」と「なれない社長」。その考え方の違いとは?
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以前、別のコラムで、お金持ちになりたいならば、「稼ぎたい目標額を決めることが大事」だと申し上げました。
たとえば、「年収300万円ぐらいで、一人食べていければOK」という人と、「どうせリスクをとって事業を始めるなら、2000万円ぐらいは稼ぎたい」という人では、仕事のやり方、もっといえば選択するビジネスも違ってくる。
つまり、目標となる“ゴール”を見定めてこそ、“プロセス”となる働き方が見えてくる、というわけですね。
今回は、それに加え、お金持ちになれる社長となれない社長の思考法、言動の違いについて、さまざまなケースを見てきた私なりの考えを書いていきたいと思います。
お金持ちになれない人の4つの言動パターン
まず、「お金持ちになれない」思考法について、私が考えるポイントは大きく以下の4つが挙げられます。
1 楽しいこと、夢ばかりを語っている人
「好きなことでストレスなくお金を稼ぎたい」
「みんなに喜ばれ、自分も楽しいWin-Winなビジネスをしたい」
「できるものならそうありたい」と思える耳障りのいい意見ですが、正直、多数のクライアントを見てきた立場から申し上げて、夢だけでご飯が食べられるほど世の中は甘くないというのが現実です。
万一、一時期のブームに乗って、うまく行ったとしても、継続的にビジネスを維持していくのはなかなか難しいと言わざるをえません。
2 最終的な目標を見据え、腹を括るべき時に括れないタイプ
とはいえ、お金のためだけにイヤなことばかりをやっていては、せっかく組織のしがらみを離れて独立した意味がわかりません。
ただし、やりたいことを実現していくためには、まずは稼ぐことを優先していかねばならない時期もあります。
時には腹を括り、イヤなことや不得意なことも、ニーズがあるならば取り組む。その上で、最終目的は忘れない。こうして根気強くやっていくことでこそ、少しずつやりたい仕事の割合も増えていくのではないでしょうか。
3 自己顕示欲が強すぎる人
経営者ビギナーからよく聞く話として、
「成功するためには、自己投資が必要」
「意識を上げるために、異業種交流会に参加しています」
といったものがあります。
自己投資も異業種交流も悪いことではありませんが、それ自体が目的化してしまうと、えてして読んだ自己啓発本の冊数や、交換している名刺の数など、いわばプロセスのレベルで自分に酔ってしまうような傾向も見られます。
また、あくまでも私見ですが、異業種交流会は基本的に「仕事が欲しい」というニーズで参加する人が多い。つまり、需要と供給のバランスが得てして悪い。求めるビジネスマッチングへの遭遇は大きくは期待できないのではないでしょうか。
4 お金への執着が強すぎる人
逆説的なようですが、1円、2円の差にもセコセコするようなお金への執着心が強すぎる人も、短期的にはお金を貯められても、長期的スタンスでは成功しにくいタイプといえます。
言うまでも経済は、お金を循環させていくことで回っていくもの。
その観点から言うならば、ビジネスで稼いだお金は、貯め込むのではなく、適宜、使って還元していくということも大事。そういう視点を持ってこそ、使ったお金が回り巡って、最終的には自分の懐に戻ってくるものだと思います。
もちろん稼いだお金を湯水のように使うのは御法度ですが、すべてにおいて「トクしたい(ソンしたくない)」と考えるのではなく、「儲けるところ」と「今は損しても、将来に投資していくところ」を切り分ける。長期的視点でお金の回し方のバランスを考えていくことが肝要だと思います。
儲けるための“仕組み化”を作り上げていくことが基本
では、反対に「お金持ちになれる人」にはどのような傾向があるのか。
実は、失敗しやすい人の習性はわかっても、成功のポイントについては「コレ」と正解が見えにくいのも現実です。
もし、私なりに成功のコツ、考え方を挙げるとするならば、以下の2つでしょうか。
1 儲ける能力云々よりも、本気で儲ける気があるのか
2 そして、儲けるための仕組み化(システム)を考えられるか
ぼんやりと、「お金持ちになりたいなあ」と思っているだけではダメで、本当に儲ける気があるのか。そしていくら儲けたいと思っているのか。
本気でゴールを見定めれば、どうすれば継続的に利益を上げる仕組みを作れるのか、そのための道筋が見えてくるはずです。
こうして、“儲けるためのシステム”を試行錯誤しながら作り上げていくことが、遠回りのようで、実はお金持ちになる“近道”につながるものだと私は考えています。