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フリーランスの「50歳限界説」に挑む その4


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販促しなければ売れない。しかし販促しても売れるわけではない

「50歳フリーランス限界説」に夫婦で挑む本企画。前回の「その3」からアップデートがずいぶん遅くなってしまいました。このあたりがさらにズルズルしてしまうと、いつの間にか自社事業へのチャレンジそのものが消滅してしまうという事態にもなりかねない“落とし穴”だと思います。

とかく外部からの請負仕事を優先しがちな妻の尻を叩き、「たび活×住み活(タビスミ)」本シリーズは第一弾の鹿児島を皮切りに、信州、神戸、福岡と刊行し、2021年8月には5冊目の埼玉にたどり着きました。

実は埼玉は私の出身地です。ご承知の通り、今だコロナ禍により遠出がしにくい状況ではありますが、そろそろ自宅から1時間程度で行けるような“マイクロツーリズム”から人の動きが出始めてくるのではと思います。

埼玉は東京のベッドタウン的存在で、ドストライクな観光地が少ないからこそ、穴場的なスポットが満載。実家のある幸手は全国的にはマイナーながら、春は桜の名所としてキー局情報番組でも登場する権現堂桜堤でも知られています。
いつも通り、夫婦のユルい会話、ダサイタマ世代の私の自虐ネタも見どころです(笑)。

オンラインでも販売していますので、よろしかったらチェックしてみてください。

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さて、請負仕事に従事してきたフリーランスが自立を目指して新たなチャレンジをしなければと思いつつ、ついつい自社事業が後回しになる、最悪は自然消滅してしまうのは、売れ行きが思わしくないことが第一の要因として挙げられます。

当社のチャレンジもそうです。大手出版社でもないぽっと出の出版社から出す本が、何かきっかけでもなければ急に売れるわけはありませんし、無論、出版業に限らず、大企業であっても商品をアテるのはそう簡単なことではありません。

では、正解が見えない中、どう販促活動を進めていったのか。今回は厳しい現実も含め、我々の販促のトライ&エラーについて書いてみたいと思います。

販促といって欠かせないのは外に向けてのPRです。いくらいい商品、製品であっても、知られなければ売れるわけはありません。
本の販促といえば、従来は書店に営業マンが行って置いてもらうように担当者に営業する。あるいは本を紹介するリリースと現物の見本を書店や書評のコーナーを持つ雑誌や新聞に送り、依頼するというのがオーソドックスなやり方でした。

無論、今もこういうやり方は後に紹介するデジタル・オンライン経由と並行して、伝統的な出版社では行われていることでしょう。

タビスミ本でも、1~2冊目まではやりました。1冊目の鹿児島では、わざわざ鹿児島の書店に飛び込み営業までしました。これはこれでいい経験で、書店さんからも邪険にされることはなかったのですが、正直、受注は取れませんでした。

後からの気づきとしては、書店営業においては出版社が“棚”を買うと言われるように、ある程度の冊数がなければ書店サイドも受け入れにくかったのでは、というのは反省点です。

また、リリース+現物の見本送付も当初は莫大な量のメディア、さらには奇をてらって旅行者や出張者の目につけばということで、ビジネスホテルなどにも送付しました。
鹿児島のホテルからはいくつか激励のお手紙などを頂戴し、それはそれでうれしかったですが、やはり売上にはつながりませんでした。

Facebook、インスタグラムでのPR活動はあきらめずに継続すること

結局、一番アテになった売上のルートは情けないながら知り合いのツテでした。
これまで出版社経由で本を出し、平均的に1~2万部は売れていた経験を持つ妻にとっては、キツい現実でした。

今回のプロジェクトを主導した私の最大の計算違いは、前回「その3」で紹介した取次代行業のトランスビュー経由の書店および図書館からの注文が思ったより伸びなかったことです。特に図書館からはかなりの部数の受注が望めるという助言ももらっていたのですが、実際は想定を大きく下回るものでした。まあ、世の中、期待通りにはいかないということです。

その後は書店で買うよりもAmazonで買ったり、電子書籍で買ったりというスタイルが主流になったこと、そして郵送の手間と費用対効果を考え、販促もウェブメディアおよびルートも郵送からオンライン経由にしました。
書籍自体も紙の本に加え、電子書籍も同時に刊行するようにしました。取引先もAmazonのほうにシフトしつつあります。

また、販促で力を入れるようにしたのが、Facebook、インスタグラムのSNSでのPRです。
こちらもついつい更新をサボりがちな妻の尻を再度叩き、フォロワーや「いいね!」を押してくれる人の数を管理するようにしました。

「どうやったらフォロワーを増やせるのか」など、自分なりに色々と工夫し、広告も駆使し、インスタのフォロワーは現在1万人超えとなりました。フォロワーに向けての本のプレゼント企画などもスタートし、今もファン獲得に向けての取り組みを実践中です。

だからといって、まだ売れているという状況には遠いわけですが、スモールビジネスにとっては唯一、オンラインが見込み顧客と接点を持てるタッチポイントであり、ここはあきらめずに続けていくことが大事だと考えています。私としてはもっと更新頻度を増やしてほしいのですが……、このあたりの習慣化も工夫の余地があるのかもしれません。

というわけで、「50歳限界説」に関し、コレが正解という答えが出たわけではありません。これからも試行錯誤を続けていく所存ですが、一旦まとめとして見えてきた課題、チャレンジの原則について箇条書きにしておきたいと思います。

  1. 請負業務に慣れたフリーランスが自律型で仕事をするのは意外に心理的負担が大きい。
  2. 規模の大きいBtoB事業はまだしも、個人が個人にビジネスを展開する上での流通インフラやPRツールは揃ってきている。
  3. 身内&個人で自律型のチャレンジを続けていくには“習慣化”がキモとなる。
  4. うまくいかない場合はマイナーチェンジしつつ、スモールトライできるのは個人だからこそ。億劫がらずに試してみるべし。
  5. 結果がすぐに出なくても、あきらめずに続けることが大事。ただしリミットとなる予算、出口は決めておくこと。

これからも夫婦で時にバトルしながら続け、気づいたことがあれば改めて書いていきたいと思います。


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