税理士変更change

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「税理士選びへの道・我が社の場合② 後半」税理士のイメージが“いい意味”で180度裏切られた!  倒産の危機に瀕し、あの時相談したからこそ、今の私があります

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会社を創業するのと同様、先祖代々続いてきた事業を業態転換させ、成功に導くのはハードルが高いもの。祖父の代から続いてきた青果店を食品スーパーに業態転換した直後に、店じまいの危機に直面。真の相談相手を求め、税理士を変更した「丸三ストアー」の石井敦社長に、税理士選びの体験談をお話しいただきました。

丸三ストアー
1932年、東京・大田区に青果店を創業。戦後、同じ敷地内に鮮魚店や精肉店などを誘致し、集合マーケットに。さらに2000年に食品スーパーに業態転換した。青果の目利きに自信を持っており、新鮮野菜の全国宅配サービスも手がけている。facebookページ

毎月1回訪問して、月次決算を説明。長時間の相談にも乗る

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石井 顧問弁護士を五島さんに変更したのちは、幾度となく驚かされました。私が知る税理士とは、仕事のやり方が180度異なっていたからです。

それまでの税理士のイメージは、年1回の決算期だけ来て、「赤字だから給料下げましょう」といった簡単なアドバイスをするだけの存在。それで毎月、会いもしないのに月々の顧問料も徴収し、決算料もとる。まったくラクな商売だなと思っていたんです。

ところが、五島さんは、月1回、会社に訪問してくれる。そして、決算書を見ても何が問題なのかがわからない私のために、月次決算の結果をかみくだいて伝えてくれたのです。さらには、現状報告に耳を傾けてくれた上で、改善すべき点や気になった点などを指摘してくれました。
時には酒を飲みながら、仕事の話からグチまで、2~3時間付き合ってくれることも日常茶飯事でしたね。

この毎月の面談は、これ以上ないほど、大きな助けになりました。
「経費がかかりすぎている」「利益が目標より足りない」といったことを、大きな傷を負う前に把握できるようになり、道を外れることを防げるようになったのです。
また、数字が苦手ながら、社員に経営状況を数字で話せるようにもなり、発言に説得力が出てきました。

週報のチェックや、サービスのアイデア出しまで。応援の本気度が違った

毎月、顔を合わせていれば、税務以外の経営に関するさまざまなことを相談するようになります。たとえば、社員教育や人材配置のことですね。

五島さんも毎月来社して、社員と顔を合わせて、現場を見ていますから、机上の空論ではないアドバイスをしてくれる。経営判断をする際に、第三者の目が欲しかったので、すごく助かりましたね。週報をメールしてアドバイスを受けたり、全体会議に出席してもらったりと、どんどん経営に関与してもらうようになりました。

さらに、五島さんが独立した後は、「野菜セットの店頭販売」や「朝市」の実施など、新たなサービスのアイデアをもらったり、チラシの文面をチェックしてもらったり、と税理士の仕事からはかけ離れたこともお願いするようになりました。

「中小企業を応援しています」なんてことは、誰でも口にするセリフですが、五島さんの場合は、それが行動にあらわれていて、本気度が伝わってきた。だから、私も全幅の信頼を寄せる気になったのでしょうね。

こうして五島さんと共に経営改善を続けているうちに、店に追い風が吹いてきました。
近隣にあったスーパーが閉店したのです。行き場を失ったお客様をつかむことで、売上が上がり、単年度で黒字に転換することに成功しました。
開店直後に「あと3か月でつぶれる」状況に追い込まれ、眠れなくなった地獄を考えれば、夢のよう。五島さんと祝杯をあげた日は、今でも忘れません。

話し合って「八百屋」の強みに気づく。野菜の宅配も始め、次のステージへ

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もっとも、黒字になったぐらいで、満足しているわけにはいきません。スーパーに業態変換しましたが、やはりウチの強みは、三代にわたってノウハウを磨いてきた「青果」にある。そこで、最近では、五島さんの助言を受け、「八百屋宣言」なるキャッチフレーズで、フェイスブックやチラシなどで積極的に野菜の情報発信をしています。近隣への野菜の配達や、「野菜のプロが選んだ野菜セット」の全国宅配などもはじめました。
売るだけでなく、野菜作りもスタート。自社農園で、より美味しい、こだわりの野菜を自ら栽培し、届けています。

強みを打ち出すことの大事さに気づけたのも、毎月、五島さんとああでもないこうでもないと何時間も話し合ったおかげ。
長い付き合いなので、歯に衣着せないモノ言いに、たまにカチンと来ることもあるけれど(笑)、それも「石井さんには、成功してほしい」という真剣な思いがあるからこそだということもよーくわかっている。だからこそ、コッチも真剣になれるんです。
こうした濃密な議論ができるのも、五島さんでなければありえないことでしょうね。

また、スーパーという、日々忙しい業種柄、以前は社員が入ってきても長続きしなかったのですが、最近はなかなか見どころのある若手社員も入ってきてくれるようになりました。
今年、給料を上げることもできましたが、彼らの働きにまだまだ報いることができていない、と感じています。
「野菜に強みを持つスーパー」としての知名度を高めて、業界水準を超える給料を支払えるような店を目指していきたい。そう考えています。

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